王者ホワイト苦言「リスク高すぎる」新種目Sスタイルのコース

[ 2014年2月6日 07:29 ]

 全競技の先陣を切って6日開始の五輪新種目、スノーボードのスロープスタイルで、コースの危険性が波紋を広げている。5日に欠場を発表して3連覇がかかるハーフパイプに専念することになった王者ショーン・ホワイト(米国)は米メディアに「改善されているが、けがのリスクが高すぎる」と苦言を呈した。

 選手が不安視するのはジャンプ台の大きさだ。高く飛び出せるために見栄えはする分、着地の衝撃は大きくなる。審判員を務める横山恭爾氏は「こんなに大きい台は見たことがない」と驚く。

 公式練習ではメダル候補のトシュテン・ホルグモ(ノルウェー)が序盤の障害物から落ちて鎖骨を折り、欠場に追い込まれた。国際スキー連盟(FIS)の担当者は「難しい技を繰り出したから落ちた」とコースの難度との関連を否定したが、日本の尾形修強化委員長は「斜面が急で勢いがつきすぎるので、非常に難しい」と指摘した。

 台の斜度を緩くするなど、日々改良された。コース設計者は「選手は気に入ってくれている」と胸を張るものの、負傷者は後を絶たない。昨年のテスト大会が雪不足で中止になったことも、無関係ではなさそうだ。

 前回バンクーバー五輪のリュージュでは高速を追求したコースがあだになり、死亡事故が起きた。昨季世界選手権覇者のローペ・トンテリ(フィンランド)は「楽しいだけではなく、安全であることも重要」と訴えた。(共同)

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