シーホークス悲願の初優勝!スミスがMVP

[ 2014年2月3日 12:16 ]

勝利を確実にし、試合中にQBのR・ウィルソン(右)に飲料水をかけられるシーホークスのキャロル監督

 第48回NFLスーパーボウルが2日(日本時間3日)、米ニュージャージー州イーストラザフォードのメットライフ・スタジアムで行われ、NFC代表のシアトル・シーホークスが43―8でAFC代表のデンバー・ブロンコスに快勝。8年ぶり2度目の出場で悲願の初優勝を飾った。

 第2Qにインターセプトから69ヤードを走破してリターンTDをマークしたLBマルコム・スミス(24)がMVP。野球との二刀流でも注目を集めたQBラッセル・ウィルソン(25)は206ヤード、2TDをパスで獲得し、デビューから2シーズン目で王座を獲得した。

 前評判で有利とされていたブロンコスは第1Q、最初のスナップでタイミングが合わず自陣エンドゾーン内でリカバーしたもののセーフティーで2点を献上。後半開始早々にはキックオフから痛恨のリターンTD(89ヤード)をシ軍パーシー・ハービン(25)に許すなど、最後までリズムをつかめなかった。

 前日に自身5度目のシーズンMVPとなったQBペイトン・マニング(37)は1TDパスを挙げたもののリーグ最強のシ軍守備陣の圧力に屈し、2度のインターセプトを喫するなど完敗。コルツ時代を含め2度目の優勝は達成できなかった。

 なお北米スポーツ界でシアトルに本拠を置くチームが王者となったのは、1979年のNBAスーパーソニックス(現オクラホマシティー・サンダー)以来、35年ぶり史上2度目となった。

 ▼キャロル・シーホークス監督の話(堅守に)これこそがわれわれの戦い方だ。守備だけでなく、全ての局面でいいプレーをしてくれた。長い1年だった。ようやくワールドチャンピオンと言うことができる。

 ▼フォックス・ブロンコス監督の話 パスに対する相手の素早いカバーと圧力にやられた。彼らがリーグトップの守備を誇る理由だ。うちのマニングもよくやった。相手を褒めるしかない。

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