町田 五輪で見せる!“みどり魂”でメダル意欲

[ 2014年2月3日 05:30 ]

成田空港を出発する町田

 フィギュアスケート男子五輪代表の町田樹(23=関大)が2日、成田発の航空機でロシアへ向かった。出発前には「コンディションは順調。現地でしばらく練習する時間もあるし、パフォーマンスする段階で準備は整っていると思う」と笑顔で話した。

 フィギュア界のレジェンドから刺激を受けた。出発前夜、宿泊先のテレビで92年アルベールビル五輪銀メダルの伊藤みどりさんの特集を目にした。「伊藤さんは“五輪で何を見せたいか”と話していた。本当にその通りだと思った」と共感。常々「五輪でメダルを狙うのは義務」と公言しているが「僕にも見せたいものがある。それを達成した先にメダルが待っていると信じている」と初心に帰ることができた。

 町田は今大会から採用される団体戦にも出場予定。過密日程による疲れも懸念されるが「僕にはメダルを獲るチャンスが2回あるということ」と前向きだ。はっきりした口調で「どちらも全力でメダルを獲る」と言い切った23歳が初の大舞台で躍動する。

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2014年2月3日のニュース