日本 史上初のデ杯WGベスト8進出、錦織相手が棄権

[ 2014年2月2日 13:57 ]

日の丸と笑顔を見せる(前列左から)杉田、錦織、植田監督、添田、内山ら日本チーム

 男子テニスの国別対抗戦、デ杯ワールドグループ(WG)1回戦の日本―カナダが2日、東京・有明コロシアムで行われた。第4試合に登場した世界ランキング18位の錦織圭(24=日清食品)は、同119位のフランク・ダンセビッチ(29)と対戦し、ダンセビッチが第2セットの1ゲーム目を終えた時点で、脇腹痛で棄権。史上初のベスト8入りを決めた。

 前日は、杉田祐一(三菱電機)に代わって、急きょダブルスの試合に出場し、3日連続の試合となった錦織は、第1セットから連戦の疲れを感じさせない積極的な攻めで、2度のブレイクを決めた。最後は、サービスエースで決め、6-2で先取。第2セットも、早々にブレイクを奪うも、ダンセビッチが脇腹の痛みを訴え、試合中断し、そのまま棄権となった。

 日本は、第5試合の結果を待たずして、史上初のベスト8入りを決めた。準々決勝では、チェコ又はオランダの勝利チームと対戦する。

 ▼植田実・日本代表監督の話 8強入りというハードルを何とか越えられた。選手はチームのために自分を捨てて貢献してくれた。次のラウンドを突破するために、気持ちを切り替えたい。

 ▼錦織圭の話 (相手の棄権に)複雑な気持ちで素直に喜べないが、これもチームの勝利。3試合やっても体力的に問題なかった。3勝できるのは、気持ちいい。

 ▼杉田祐一の話 力を合わせて勝てたので、これ以上ないほどうれしい。ここからがスタート。個々のスキルアップに努めていきたい。

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