15歳平野 冬季五輪史上最年少金目指す

[ 2014年2月2日 05:30 ]

壮行会に出席した平野は、参加者の拍手で退出した

 スキー競技史上日本最年少の五輪代表が、金メダルを宣言した。ソチ五輪スノーボード・ハーフパイプ男子代表の平野歩夢(15=バートン)が1日、出身地の新潟県村上市内で行われた壮行会に出席し、「日本にいい結果を持ち帰りたい」と決意を語った。

 15歳に重圧がかからないようにと、来賓のあいさつからは「メダル」という言葉が一切ないどころか、「頑張らなくていい」との声も掛けられた。平野も思わず苦笑いしたが、配慮は無用。報道陣に囲まれると「目標は金メダル」と語った。冬季五輪の個人種目での最年少金メダルは98年長野のタラ・リピンスキー(女子フィギュアスケート)の15歳255日。平野は15歳74日で11日の決勝を迎え、勝てば記録を更新する。昨年8月のW杯開幕戦で初出場で最年少優勝したスーパー中学生は「五輪に全部をぶつける」と力強かった。

 ◆平野 歩夢(ひらの・あゆむ)1998年(平10)11月29日、新潟県村上市生まれの15歳。村上一中3年。3歳でスケートボードに乗りスノーボードを始めたのは4歳。小4でバートンとスポンサー契約。1メートル60、52キロ。

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