松山、暫定10位発進 首位と2差「いいプレーできたと思う」

[ 2014年2月1日 05:30 ]

ホールアウト後、ギャラリースタンドへサイン入り帽子を投げ入れる松山

USPGAツアー フェニックス・オープン第1日

(1月30日 米アリゾナ州スコッツデール TPCスコッツデール=7152ヤード、パー71)
 左手親指付け根痛から復帰2戦目の松山英樹(21=LEXUS)が6バーディー、1ボギーの5アンダー、66で回り、首位と2打差の暫定10位につけた。欠場者が出たため繰り上げで出場した石川遼(22=CASIO)は6バーディー、2ボギー、2ダブルボギーのイーブンパー、71で同65位。日没のため10選手が競技を終えられなかった。64をマークしたY・E・ヤン(42=韓国)ら2人が暫定首位に立った。

 薄暗くなった最終9番。松山は1メートルのパーパットを冷静に沈めた。その後、同伴者がプレーする中、日没サスペンデッドを告げるホーンが鳴り響いた。首位と2打差の暫定10位で18ホールを終えた松山は「いいところでホールアウトできた。普通に回ってショットもついたし、パットも入った。自分なりのいいプレーができたと思う」と笑顔で振り返った。

 スタートの10番では第1打で会心の当たり。「あれで気が楽になった。いけるかなという感じ」と前半は2つ伸ばした。スタンドに囲まれた名物の16番パー3は奥のカラーから第2打を3メートルオーバーしたが、しぶとくパーセーブ。その後、帽子をスタンドに投げ入れてファンを沸かせるほど気分は乗っていた。勢いそのままに、後半はノーボギーの安定した内容で3つ伸ばした。

 暫定65位の石川と比較するとパーオン率は石川の72・22に対し66・67、平均パットは1・538に対し1・667と劣る。だが、パーオンを逃した6回中、5回をセーブ。石川は5回中、4回ミスした。安定したアプローチが好スコアに直結した。復帰2戦目での好発進。「2日目もきょうくらいのプレーができれば」と意欲を示した。

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2014年2月1日のニュース