“不屈の男”金山 五輪初出場で「メダル争い」

[ 2014年1月28日 05:30 ]

ソチ冬季五輪に向けた記者会見で、ガッツポーズするリュージュ男子の金山

 不屈の男が初出場の五輪で活躍を誓った。リュージュ(男子一人乗り)で同競技から唯一出場する金山英勢(ひでなり、23)の壮行式が札幌グランドホテルで行われた。

 金山は「メダル争いに食い込みたい。リュージュの楽しさをもっと知ってもらいたい」と抱負を語った。常にケガとの闘いだった。高校1年の冬、初めての海外遠征でイタリアに行った際に転倒。左足座骨複雑骨折という重傷を負い、走れるまでに5年を要した。去年の夏にも練習中に同箇所を再度痛め1カ月半ベッド生活。それでも大好きなリュージュに舞い戻るほど魅了されている。

 ソチのリンクは相性が良いと言い、課題のスタートさえうまくいけば上位も見えてくる。「一番会いたいのは高橋大輔選手。同じケガで苦しんだ人だしともに頑張りたい」とケガを乗り越えてのメダルを目指す。

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2014年1月28日のニュース