渡部暁 ソチでメダル獲得へ飛躍“突貫”調整

[ 2014年1月28日 05:30 ]

3位に入った渡部暁(AP)

ノルディックスキーW杯複合個人第13戦

(1月26日 ドイツ・オーベルストドルフ)
 ノルディックスキー複合の渡部暁斗(25=北野建設)がソチ五輪でのメダル獲得に向けて、飛躍を“突貫”調整する。26日はドイツでのソチ五輪前最後のW杯となった個人第13戦で3位となり、今季5度目の表彰台に立った。前半飛躍で4位につけたことが、好結果に結びついた。

 年明けにかかったインフルエンザは飛躍の安定感と距離の切れ味を奪った。練習を休んだ影響で今もなお体力が落ちている状態だという。それでも、本番前最後となった今回のW杯のように、ジャンプで出遅れなければ、オフに走力の底上げをした距離では勝負できる手応えもつかんだ。

 今後はオーベルストドルフ(ドイツ)とゼーフェルト(オーストリア)で行う事前合宿で調整して本番に備える予定。「70%くらい」と話すジャンプをどこまで仕上げていけるかが鍵となる。日本のエースは「修正しなければいけない部分はある。時間は限られているけど、できることをやるだけ」と気合を入れた。

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