佳菜子 右足首痛も「本当に自信になった」ソチへ弾みの初V!

[ 2014年1月25日 17:30 ]

女子フリーの演技を終え、ガッツポーズする村上佳菜子

四大陸選手権第4日

(1月25日 台北)
 右足首痛で体調が万全ではない中、会心の演技を見せた村上佳菜子(19=中京大)は、演技が終わると笑顔を見せ、ガッツポーズ。フリーの得点が132・18点、合計196・91点と表示されると、今度は思い切りガッツポーズを見せた。冒頭の2連続3回転を決めて流れに乗った。影響を感じさせない滑りで技術点、演技点ともにトップだった。

 五輪の滑走順に影響する世界ランキングのポイントを得るために出場を決めた大会だったが、主要国際大会で2010年のスケートアメリカ以来の優勝を決め「国際大会で表彰台の真ん中に乗るのは久しぶりだったので、少しとまどってしまったけれど、本当に気持ちが良かった」と笑顔を見せ、「コンディションが良くなかったので、まさかここまでできるとは思っていなかった。今できることを全て出せた。すごくうれしい。今までの国際大会ではミスがなくても点が出なかった。五輪に向けて本当に自信になった」と語った。

 五輪の滑走順に影響する世界ランキングのポイントも上積みし、有力選手がそろう最終2組に入りそうだ。そんな中でもSPでは「もっと思い切り滑る」フリーでは「つなぎの部分をうまくできるように」と課題も見つけた。ソチ五輪では「びびっても、もっとできるように頑張りたい。今回の試合よりも最高の演技を見せたい」と力強く語っていた。

 ▼山田満知子コーチの話 順位はあまり気にしないが、(村上が)できたことには大満足、大満足ですよ。自信を持って帰ることができる。五輪に向けて、自信につながった。

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