遼 予選突破も「いい感じでもなかった」松山も決勝R「苦しんだ」

[ 2014年1月25日 16:49 ]

第2ラウンド、15番でティーショットを放つ石川遼

 米男子ゴルフのファーマーズ・インシュアランス・オープンは24日、カリフォルニア州ラホヤのトーリーパインズGCの2コース(パー72)で第2ラウンドが行われ、70とスコアを伸ばした石川遼は通算2アンダーの142で、首位のジョーダン・スピース(米国)と8打差の32位となった。72の松山英樹はイーブンパーの66位で予選を通過した。

 左手の負傷で8週ぶりの試合に臨んでいる松山は最終9番のボギーに肝を冷やしたが、プロとなった昨年4月以降の米ツアーでは途中棄権した1試合を除いて全て予選を突破し「結果には満足している」と話した。

 ただ内容には不満を残した。第1打をフェアウエーに置いたのは5度。パーオンも6ホールだけとショットに本来のきれはなかった。練習不足も響いており「戦う上ではまだまだ」と語った。

 不調を小技でカバーした。前日のコースよりも硬いグリーンに序盤はてこずったものの、終わってみれば24パットと上々の数字だった。第3打をグリーン奥のラフに外した18番(パー5)ではチップショットを決めてバーディー。粘りが第3日につながった。

 「今まで寄らなかったアプローチも、うまくなっているのかなと思った」と小技の成長を実感する21歳。けがはほぼ治っているという。実戦の中でショットの精度を取り戻せば、上位進出の期待も高まる。

 ▼松山英樹の話 パットもショットもどちらも苦しんだ。南コースのほうがグリーンがとても速くて、最初は戸惑ってしまった。最後はなんとか合わせられた。疲れもないし、体は良くなっていると思う。

 ▼石川遼の話 ショットは悪くないけど、いい感じでもなかった。パットはいい感じで打てた。うまくいかないところもあったけど、予選突破はできたのでこれから2日間、どこまで通用するかやっていきたい。

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2014年1月25日のニュース