無良が初V 4年後の平昌五輪へ「いいスタート切れた」

[ 2014年1月25日 05:30 ]

男子フリーの演技を終えてガッツポーズする、優勝した無良崇人

フィギュアスケート四大陸選手権第3日

(1月24日 台北)
 男子ショートプログラム(SP)首位の無良崇人(岡山国際リンク)がフリーで2位となり、合計242・56点で初優勝した。SP4位の小塚崇彦(トヨタ自動車)がフリー1位と巻き返し、合計236・38点で2位。宋楠(中国)が236・09点で3位、昨季世界選手権2位のデニス・テン(カザフスタン)が4位。田中刑事(倉敷芸術科学大)は178・91点で17位だった。

 無良はSPに続いて大技の4回転トーループを成功させると、最後までまとめきった。無良は自己ベストの242・56点が表示されると、父の隆志コーチと力強く握手。ソチ五輪代表入りを逃し、再出発となった舞台でタイトルを手にし「本当に良かった、の一言」とほっとした笑みが浮かんだ。無良は競技生活を続けるか悩んだが「引退するのは、やることをやっていないし嫌だった」と4年後の平昌五輪を目指す気持ちを固めて臨んだ。「いいスタートが切れた。こういう試合があったといつか思い出せる試合になった」と満足そうだった。

 ▽男子 (1)無良崇人(岡山国際リンク)242・56点(ショートプログラム84・21、フリー158・35)(2)小塚崇彦(トヨタ自動車)236・38点(76・85、159・53)(3)宋楠(中国)236・09点(78・71、157・38)(17)田中刑事(倉敷芸術科学大)178・91点(62・61、116・30)

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2014年1月25日のニュース