葛西「レジェンドだから」 金箔ヘルから「神風」削除

[ 2014年1月25日 05:30 ]

W杯ジャンプ札幌大会を前に会見する葛西紀明

 ノルディックスキー・ジャンプのW杯札幌大会は25日、札幌市の大倉山ジャンプ競技場(HS134メートル、K点120メートル)で2連戦が開幕する。上位海外選手の欠場が目立つ中、日本選手団の主将を務める葛西紀明(41=土屋ホーム)はソチ五輪に向けビッグポイント獲得のチャンスと位置づけた。

 W杯の得点ランクはそのまま五輪時の飛躍順。先週の2試合を欠場した葛西は4位から6位へと下降した。98年長野五輪で優勝した船木和喜はランク1位で最終飛躍。メダルへのカギの一つは飛躍順だけに「(ポイントを)取り返して(ランク)3位以内に入れれば」と力を込めた。今大会、葛西より上位で出場するのは3位のプレブツ(スロベニア)1人だけ。好機到来は間違いない。

 この日は五輪本番で使用するヘルメットも披露。金箔(きんぱく)で描かれた四神の一つ「朱雀」に思いを込めた。「最近はレジェンドと呼ばれているから」とおなじみだった“神風”の文字は削除した。公式練習では風に恵まれず距離は伸ばせなかったが「きょう運が悪かった分、試合はいいでしょ」と余裕を見せていた。

続きを表示

この記事のフォト

2014年1月25日のニュース