カーママ小笠原 羽生善治3冠の著書読んで不安が自信に

[ 2014年1月24日 05:30 ]

スキップ小笠原を中心にソチへの最終調整を行ったカーリング女子代表の北海道銀行

 ソチ五輪カーリング女子代表の北海道銀行は23日、札幌市内で練習を公開した。チームの精神的支柱でもあるスキップの小笠原歩(35)は将棋の羽生善治3冠(43)の著書「決断力」を愛読し、さらなるメンタル強化を図った。09年の出産を経て現役復帰したママさん選手は、自身3度目の五輪で「母は強し」を体現する。

 五輪直前の今だからこそ、心を静めて愛読書を手にする。チームリーダーの小笠原は公開練習後、羽生3冠の著書「決断力」がメンタル強化の一助となったエピソードを明かした。

 「学ぶというより共通点が多かった。布石、定跡、メンタリティー。緊張は自分だけじゃなく、相手も国を背負って出てくるのは同じ。(強国に)名前負けせず信念を持って戦えれば。気持ちが大事」と強調した。

 試合の勝敗を左右する一投を投じるスキップへの重圧は計りしれない。これまで何度もメンタルの重要性を痛感してきたからこそ追求した。過去にも大リーグのイチローの本を読破し「こんな思いをするんだ…」と自分に置き換えたこともあった。同じ北海道常呂町(現北見市)出身で02年ソルトレークシティー、06年トリノの両五輪でともに戦ったサードの船山は小笠原のスキップとしての成長を肌で感じている。「スキップはメンタルと経験が大事。何度も修羅場をくぐり抜け、トリノの時よりも力は上がっている」と証言する。

 今月のスコットランド遠征では五輪初代表のセカンド小野寺らに五輪の心構えを伝授した。「選手村は夢の村ではなく、行ってみたらバスタブがないとかもある。下のイメージを持った方がいい」と戦う前の姿勢についても助言するなど、悲願のメダル獲得に向けて最大限の準備をした。

 メンタルは強いが、涙もろい。今回は日本選手団の旗手に任命されたとあって「(五輪の)開会式で感極まって泣かないようにしたい」と本番以外の目標も宣言した。愛読書と豊富な経験でさらにたくましくなった1児のカーママが、ソチで暴れ回る。

 ▼羽生善治3冠 大変光栄です。応援していますので、頑張ってください。

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