高梨沙羅 ソチ五輪代表決定に喜び「夢が現実になった」

[ 2014年1月8日 16:24 ]

 ソチ冬季五輪で初採用されるノルディックスキー・ジャンプ女子の代表に決まった17歳の高梨沙羅(クラレ)が8日、札幌市宮の森でワールドカップ(W杯)札幌大会(11、12日)に備えた練習後に取材に応じ「夢見たことが現実になってうれしい。いろんな人に『おめでとう』と言ってもらい、ジャンプをやっていて良かった」と喜びを語った。

 6日にロシアから帰国後、喉を痛めて声はかすれていたが体調は問題ないという。W杯で女子単独最多の通算14勝目に挑む会場の宮の森は、昨年12月に助走路に冷却装置が設置された。改修後初めて飛んだ高梨は「少し傾斜が緩やかになり、滑りの感覚が変わった」というが、次第にタイミングを合わせていった。

 雪が解けて軟らかかったため着地では「足をとられてけがをしたくない」とテレマークにこだわらずに安全を優先した。

 今季のW杯で自己最高の6位に入り、高梨とともに五輪代表となった19歳の伊藤有希(土屋ホーム)は「精神面、技術面で焦らずに準備をしていきたい」と話した。年明けの海外遠征に参加せず、国内で調整してきた。課題の助走路の滑りは修正できつつあり「ビッグジャンプを見せて内容、結果ともに満足したい」と国内開催のW杯での活躍を期した。

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2014年1月8日のニュース