女子団体追い抜き 新技“尻プッシュで”加速 Sスケート代表練習

[ 2014年1月8日 05:30 ]

 スピードスケートのソチ五輪日本代表が長野市エムウエーブで練習を公開した。前回大会銀メダルの女子団体追い抜きは“新技”の習得に着手。男子や海外勢が多用する後ろの選手が前の選手のお尻を押して減速を防ぐ策を試した。

 今季は高木菜、田畑、菊池のメンバーで日本新記録を更新し、W杯ポイントランクは4位。3人が1周ずつ交代する戦略で戦ってきた。だが、低速リンクだった昨年12月のW杯ベルリン大会では最後の6周目で先頭から最後尾に回る田畑が遅れ7位に沈んだ。6日から試し、田畑は「失速を抑えられるのかな」と手応え。ただ、押す力の強さや場所でバランスを崩し転倒する恐れもあるため、あくまでソフトタッチ。「スピードを上げた時に順応できるか」と羽田コーチは慎重だが、金メダル獲得へ“押せ押せ”となるか。

 ▽団体追い抜き 3人でチームを編成。400メートルのコースを女子は6周(男子は8周)し、3人目がゴールしたタイムで競う。2チームがリンクの対角からスタートする。五輪は8チームでの勝ち上がり方式。先頭は風圧を受けて負担が大きいため、入れ替わりながらスピードの減速を最小限に抑えて滑走する。

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2014年1月8日のニュース