ママさん岡崎朋美 6位でソチ五輪絶望的 現役引退を表明

[ 2013年12月28日 15:02 ]

スピードスケートのソチ冬季五輪代表選考会の女子500メートルを終え、観客の声援に応える岡崎朋美。6位に終わり、現役引退を表明した

 スピードスケート女子で五輪に5度出場し、1998年長野大会の500メートルで銅メダルに輝いた岡崎朋美(42)=富士急=が28日、長野市エムウエーブで行われたソチ冬季五輪代表選考会の500メートルで6位に終わり、「やることはやり終えた」と現役引退を表明した。この種目の日本女子の出場枠は4で、代表入りは絶望的となった。

 岡崎は2010年バンクーバー大会で日本女子の冬季五輪最多出場を果たした。同年12月に女児を出産した後、競技に復帰。ママさん選手としても注目されていた。

 ▼橋本聖子・日本スケート連盟会長の話 (岡崎は)精いっぱい彼女らしさを見せながら頑張ってくれた。五輪を一つの区切りとした爽やかさがあった。

 ▼長田照正コーチの話 (岡崎は)昨日までは状態が良かった。もしかしたらいけるんじゃないかと思った。でも柄にもなく緊張したな。顔が白くなっていた。調子が上向いていたから逆に緊張したんじゃないか。

 ▼清水宏保さん(長野五輪男子500メートル金メダリスト)の話 (岡崎には)お疲れさまでしたと伝えた。天才肌ではなく不器用だったが、努力で原石を磨いてきた選手だった。地道に努力を続けてここまできた。

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2013年12月28日のニュース