稀勢の里 旧三保ケ関部屋で初の朝稽古「歴史感じる」

[ 2013年12月28日 05:30 ]

移転後初の朝稽古で汗を流す稀勢の里(左)と高安

 師匠の年寄名跡変更によって鳴戸部屋から田子ノ浦部屋所属となった大相撲の大関・稀勢の里(27)が、移転先となった旧三保ケ関部屋(東京都墨田区)で初めて朝稽古を行った。

 旧三保ケ関部屋は、横綱・北の湖、大関・2代目増位山、大関・北天佑らが育った稽古場。来年初場所(1月12日初日、両国国技館)で綱獲りを狙う大関は「歴史を感じます。いい稽古場ですよ」と名力士に思いをはせつつ、幕内・高安と26番(21勝5敗)を取るなど約3時間、汗を流した。26日に千葉県松戸市から引っ越ししたばかりで、人生初の一人暮らしに向けてマンションが見つかるまでは部屋近隣のホテルで寝泊まりとなる。

 田子ノ浦部屋は来年にも東京都江戸川区に部屋建設を予定しており、今回は半年だけの仮住まい。環境が一変して場所への影響が出ることは必至だが「土俵の感覚もいい。申し分ない」と相撲に集中できる環境が整い、安どの表情を見せた。

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2013年12月28日のニュース