39歳田畑が5度目の五輪出場確実に 高木美、小平は振るわず

[ 2013年12月27日 17:07 ]

表彰台からスタンドに手をふる田畑

 スピードスケートのソチ冬季五輪代表選考会は27日、長野市エムウエーブで開幕し、四つの出場枠を争う女子1500メートルは39歳の田畑真紀(ダイチ)が1分59秒05で制し、日本スケート連盟の代表選考基準を満たして5度目の五輪出場を確実とした。

 1分59秒39で2位だった菊池彩花(富士急)も五輪代表入りが有力となった。押切美沙紀(富士急)が3位、高木菜那(日本電産サンキョー)が4位に入った。バンクーバー五輪に出場した高木美帆(日体大)は5位、小平奈緒(相沢病院)は6位と振るわなかった。

 1枠を争った男子1500メートルは中村奨太(ロジネットジャパン)が1分49秒02で制したが、日本連盟の派遣標準記録を突破できなかった。既に突破していた近藤太郎(専大)が2位になり、代表入りの条件を満たした。

 ▼田畑真紀の話 頭は熱くならず、ハートを熱くすることを心掛けた。タイムは情けなかった。最低でも1分57秒台は出したかった。このタイムでは世界で勝負できない。

 ▼菊池彩花の話 ほっとしている。積極的なレースができた。気持ちよりも体が緊張した。相手より自分との戦いと思って滑った。

 ▼小平奈緒の話 序盤のスピードを抑えめに入ってしまった。いまひとつ自分の気持ちと体がかみ合わなかった。

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