男子・野呂、初PO制し初V!女子・石川は逃げ切り連覇

[ 2013年12月27日 05:30 ]

優勝した拓大紅陵・野呂(左)と堀越・石川

スポニチ主催平成25年度関東高校ゴルフ選手権冬季大会最終日

(12月26日 静岡県御前崎市 静岡カントリー浜岡コース=男子6721ヤード、女子6111ヤード、パー72)
 男子は2アンダーの142で並んだ3人のプレーオフの末、野呂涼(千葉・拓大紅陵1年)が優勝。女子は初日トップの石川彩(東京・堀越2年)が71にまとめて通算4アンダーの140で逃げ切り、夏に続き関東大会連覇を果たした。シード選手を除く男子43人、女子19人が来年3月の全国高校選手権春季大会(滋賀・瀬田GC)の出場権を手にした。

 3人による男子プレーオフは1ホール目で篠が脱落したが、野呂がバーディーを奪って星野を振り切ったのは7ホール目。日没のため照明車を使っての熱闘となった。25ホールを戦い抜いた野呂は「初めてのプレーオフで初の優勝。うれしいの一言です」と疲れも吹き飛んだ口ぶりだ。首位に1打差から出たが「優勝は考えず自分のゴルフを」と徹したのが栄冠につながった。千葉県香取市出身で現在は寮住まい。1メートル62、62キロながら1Wは平均280ヤード。来春の全国大会では「シードを獲れるように頑張ります」と意気込んだ。

 ≪石川、連覇に「成長した」≫夏に続き関東連覇の女子・石川は「夏は勢いに乗って勝てましたが、今回は苦しいのをしのいで優勝。成長したと思う」と喜んだ。初日3アンダーで抜けだし「最終日は周囲を気にせずアンダーを狙って」との目標通り、4アンダーまで伸ばした。さいたま市在住。小学3年からゴルフを始め、現在は帰宅後に自宅近くの練習場で毎日1時間半打ち込む。来年6月のプロツアー、ニチレイ・レディースの出場権も獲得し「ツアーは過去2試合予選落ちなので、次は決勝へ進みたい」と目を輝かせた。

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2013年12月27日のニュース