柔道日本男子が合宿公開 井上監督「来年は進化」

[ 2013年12月25日 18:11 ]

柔道日本男子の強化合宿で練習する海老沼匡

 柔道の日本男子が25日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで強化合宿を報道陣に公開し、世界選手権66キロ級2連覇の海老沼匡(パーク24)らが立ち技や寝技の乱取りを披露した。同選手権60キロ級覇者の高藤直寿(東海大)は左肩痛のためトレーニングだけで終了した。

 男子はロンドン五輪でゼロだった金メダルを世界選手権で三つ獲得した。井上康生監督は「やればできるとの自信を取り戻したのは大きい」と語ったが、81キロ級以上はメダルなしと日本の復権は道半ば。「精神的にどう猛さが必要。来年のテーマは変化と進化。異常なまでの執念がなければ勝ち抜けない」と一層の発奮を促した。

 飛躍の1年となった20歳の高藤は「進化し続けられる手応えがある」と話した。来年は1月下旬のアジアと欧州による団体戦(ロシア)に参加し、2月の国際大会には出場しないという。

 23日に始まった合宿は27日まで行われる。

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2013年12月25日のニュース