貴乃花部屋初の新入幕、貴ノ岩 伝統の粘り腰継承だ

[ 2013年12月25日 05:30 ]

新入幕の貴ノ岩は番付表を手に笑顔を見せる

 伝統の粘り腰継承だ。日本相撲協会は24日、大相撲初場所(来年1月12日初日、両国国技館)の新番付を発表した。貴乃花部屋から初の新入幕となったモンゴル出身の貴ノ岩(23)は、親方の口癖である最後まで諦めない相撲で勝ち越しを目指す。2度目の綱獲りに挑む大関・稀勢の里(27=鳴戸部屋)が7場所連続で東の正位を維持した。

 真新しい番付を見つめる貴ノ岩の顔が引き締まった。西前頭15枚目の位置に自らの名前を見つけると「うれしいですが、もっと頑張らなきゃと思う。幕内にいる人はもっと強いから。力負けしないように頑張りたい」と気持ちを新たにした。

 貴ノ岩は昨年7月の名古屋場所で十両昇進。今年1月の初場所では初の十両優勝を決め、十両上位に上りながらも、勝ち星が挙がらずに幕内にあと一歩だった。しかし、九州場所では西十両筆頭で千秋楽に勝ち越して待望の新入幕。「幕内は子供の時からテレビで見て夢だった」とやっと憧れの地位にたどりついた。

 今後の課題は足腰の強化と体重。特に強じんな足腰を養う猛稽古は先代の故二子山親方から続く部屋の伝統でもある。「親方の伝統である最後まで諦めない相撲。粘り強い相撲を取りたい」と貴ノ岩も十分理解している。土俵際でもしぶとく残り、粘り腰で逆転勝利を呼び込む相撲を継承していく心構え。「まだまだ足腰が弱いから」と朝稽古では幕下相手に50番の申し合いをこなし、夜は都内のジムで走り込みやストレッチなど筋力トレで足腰の強化を行っている。体重も現在の146キロから152キロまで6キロ増量することも目標。師匠の貴乃花親方(元横綱、スポニチ本紙評論家)から「四股やてっぽう、すり足を継続してやれ」と基本の徹底を厳命され、土台づくりに励む。

 貴乃花部屋として初の新入幕を果たした貴ノ岩。「勝ち越し目指して一番でも多く勝てるように粘り強い相撲を取りたい。そして横綱と当たるのが夢」とモンゴルの先輩の日馬富士、白鵬との対戦を夢見る。平成の大横綱・貴乃花だった師匠と同じように、土俵際での粘り腰で幕内の土俵に旋風を巻き起こす。

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