松山 レクサスと共闘 契約決め手は豊田社長直筆の手紙

[ 2013年12月25日 05:30 ]

LEXUS RCとフォトセッションする松山

 男子ゴルフで史上初めてルーキー賞金王となった松山英樹(21=東北福祉大)とトヨタ自動車は24日に都内で会見を開き、スポニチ本紙既報通り所属契約を締結したことを発表した。期間は来年1月1日からで年間2億円の3年契約。所属名は同社の最高級ブランド「LEXUS」(レクサス)となる。次戦のソニー・オープン(来年1月9日、米ハワイ州)から敏腕トレーナーがチーム入りする方向で調整しており、強力な態勢を整えてメジャー制覇を狙う。

 報道陣約150人の視線を集めた21歳は「レクサス所属となりました松山英樹です。来年米国で頑張ってきます」と宣言した。キヤノン、日清食品など一流企業7社による大争奪戦の中、この日の会見に同席した豊田章男社長の「世界で共に戦おう」という直筆の手紙を受け取り「メッセージが心に残り、契約を決意した」と打ち明けた。トヨタが89年に立ち上げた「LEXUS」が所属名となるスポーツ選手は日本では松山が初めてだ。

 かつてタイガー・ウッズは米自動車メーカー「ゼネラルモーターズ(GM)」と契約した際、キャディーバッグなどに同社のブランド「BUICK」のロゴを入れていた。松山は次戦ソニー・オープンから「LEXUS」のロゴを帽子やウエア、キャディーバッグ、傘に入れて戦うことになる。豊田社長は「レクサスを世界に向けて発信していくスタートラインに立ち、ともに頑張っていきたい」と発言。松山の活躍による米国でのブランド浸透に期待を寄せた。

 新態勢も整ってきた。中嶋常幸らのトレーナーを務める飯田光輝氏が今後同行する方向で調整。故障がちなルーキーに敏腕トレーナーのチーム入りは心強い。トヨタも米国での移動のため車を2台貸し出すなど国内外で移動車両を提供。必要時は米国現地法人から日本人スタッフをサポートに派遣する。また同社は08年から3年間、国内男子ツアーの「レクサス選手権」を開催。レクサス・ブランドマネジメント部の高田部長は「おいおい考えていきたい」と“松山効果”による大会復活の可能性まで示唆した。

 豊田社長とはこの日が初対面も、午前中は社長運転のスポーツカーの助手席に乗って神宮外苑などをドライブ。「ゴルフが安心してできる環境を守ってあげたい」と全面支援を約束され、さらには同社長が社会人1年目に先輩から贈られた時と同様に革靴をプレゼントされたという。「期待が大きいですけど、それに応えられるよう頑張りたい」と松山。最高のパートナーとともにメジャー制覇への道を切り開く。

 ▽LEXUS(レクサス) 89年に米国でスタートしたトヨタ自動車の高級ブランド車。現在は北米、欧州、アジア、アフリカ、オセアニアなど65カ国で展開している。05年からは日本でも同ブランド車の販売を始め、06年には「レクサス」でモータースポーツのスーパーGT、GT500クラス参戦を開始した。

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