鈴木明子 全日本初V「信じられない」1週間前ジャンプ跳べなかった

[ 2013年12月23日 21:00 ]

<フィギュアスケート全日本選手権女子フリー>鈴木は演技終了後、会心のガッツポーズを見せる

フィギュアスケート全日本選手権最終日 女子フリー

(12月23日 さいたまスーパーアリーナ)
 ショートプログラム2位の鈴木明子(28=邦和スポーツランド)が逆転で全日本選手権初優勝を飾り、ソチ五輪代表に選ばれた。

 最終滑走の浅田真央(23=中京大)が3位にとどまると、長久保裕コーチ(67)と抱き合い、うれし涙を流した。13回目の挑戦にして初の女王に輝き「信じられないです」と第一声。1週間前にはジャンプが全く跳べなかったといい「そこから考えたら、みんながあきらめないでやってきてくれたから。支えてきてくれた人に感謝しかないです」と語った。

 前回のバンクーバー五輪は8位入賞。「自分の競技生活の最後の舞台になると思うので、とにかく精いっぱい、自分のスケートをしたいと思います」と大舞台を見据えた。

 滑走直後には「自分で最後と決めているシーズンの全日本で、ようやく満足のいくフリーができて、すごく達成感があります。すごく幸せな全日本でした」と喜び「ここに来てからはやれることしかできないからと思って、自分の演技に集中しました。自分の精いっぱいが出せたので、よかったと思います」とプレッシャーをはねのけ、自己ベストの215・18点をマークした。

 ▼浅田真央(3位に終わり)自分が目指していた演技ができなかったので、悔しいです。自分が目指していたプログラムの半分以下ぐらいの出来。(ソチ五輪に向け)この悔しさを忘れないで、次の試合にぶつけていきたいと思います。

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