沙保里 53キロ級で五輪4連覇だ 世界選は55キロ級存続

[ 2013年12月19日 05:30 ]

吉田沙保里

 国際レスリング連盟(FILA)は17日、16年リオデジャネイロ五輪などで実施する新階級を発表した。五輪3連覇中の55キロ級が消滅する吉田沙保里(31=ALSOK)は「不安はあるが決まったことなのでルールの中でしっかりやっていく」と新たな53キロ級で五輪4連覇に挑むことを明らかにした。同じく五輪3連覇の伊調馨(29=ALSOK)の63キロ級は残った。

 FILAは五輪競技存続のための改革の一環としてフリー、グレコローマン、女子を6階級に統一した。ただし、世界選手権については、五輪前年こそ五輪予選を兼ねるために6回級で行うが、それ以外の年は8階級で行うため55キロ級が存続することになる。吉田のナチュラルウエートは55キロ。減量によるケガのリスクなどを避けるためにも、日本レスリング協会の福田富昭会長は「五輪は53キロ級、世界選手権は55キロ級という可能性も十分ある」と“二刀流”プランも示唆した。新階級ではJOCエリートアカデミー出身で今年の世界選手権に51キロ級で初出場した宮原優(東洋大)らが国内のライバルとなっていきそうだ。新階級および新ルールは来年1月1日から施行される。

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2013年12月19日のニュース