タッカー劇的61ヤードFG!レイブンズV争い残った

[ 2013年12月18日 05:30 ]

61ヤードFGを決めたレイブンズのタッカー(手前)

 NFL第15週の残り1試合がデトロイトで行われ、昨季のスーパーボウルを制したレイブンズがライオンズを18―16で退けて4連勝。8勝6敗としてAFC北地区の優勝争いに踏みとどまった。この日は2季目のジャスティン・タッカー(24)が6度のFGを全て成功させて全得点をマーク。レ軍は第4Q12分39秒に逆転されたが、残り38秒にタッカーがチーム史上最長となる61ヤードのFGを決めて劇的な勝利を飾った。敗れたラ軍は7勝7敗。NFC北地区首位から3位に順位を下げた。

 レイブンズは敵陣43ヤード地点で第4ダウン残り8ヤード。時間は43秒しか残っていなかった。QBフラッコに最後のパスを投げさせる選択もあったが、ハーボー監督はFGを選択。「ちょっと高く上がりすぎたが、当たりはよかった」というタッカーのキックはポストの右隅、そしてバーの上ギリギリを通過して審判の両手が高々と上がった。NFLでの最長FGは56ヤードだったがその自己記録を5ヤード更新。今季は第2戦で2本のFGを失敗したが以後33回連続で成功させており、ドラフト外で入団した“雑草キッカー”が今やチームに欠かせない存在になってきた。

 ≪ドームでは史上最長≫NFLの最長FGは今月8日にブロンコスのプレイターが決めた64ヤード。タッカーの61ヤードはドーム競技場では史上最長。なおNFLの連続FG成功記録は36回。

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2013年12月18日のニュース