白井 W新技で内村に勝った 床「シライ」&「シライ2」成功

[ 2013年12月15日 05:30 ]

新技連発!男子床運動で優勝した白井

 体操の豊田国際競技会第1日は14日、愛知県豊田市総合体育館で種目別で争われ、男子の床運動は17歳、白井健三(神奈川・岸根高)が自身の名前が付いた新技「シライ」と「シライ2」に成功し、16・325点で優勝した。内村航平(コナミ)が15・500点の2位。あん馬は世界王者の亀山耕平(徳洲会)が15・300点で制し、加藤凌平(順大)が2位。つり輪で山室光史(コナミ)は2位、内村は8位だった。女子は跳馬で村上茉愛(池谷幸雄?楽部)が14・400点の2位に入り、寺本明日香(レジックスポーツ)は左足首を捻挫して欠場した。段違い平行棒は井上和佳奈(水鳥体操館)が3位だった。

 「ひねり王子」の真骨頂を発揮した。白井は日本史上最年少の世界王者に輝いた床運動で、次々と高難度のひねり技を決めた。「シライ2(前方伸身宙返り3回ひねり)」を披露し、最後は「シライ(後方伸身宙返り4回ひねり)」でフィニッシュ。“凱旋試合”を楽しみにしていた観客のどよめきを誘った。

 着地の乱れを最小限に食い止め「世界選手権の決勝よりいい出来」と自賛する演技だった。時の人となってからの約2カ月は、テレビ番組への出演や取材の依頼が殺到して引っ張りだこ。腰を痛めたこともあり、練習量は半分に減っていたという。そんな状況をみじんも感じさせず、あらためて大物ぶりを示した。

 シーズンのヤマ場を過ぎて迎えた大会で無理する必要はなかった。それでも「調整不足の状態でどれだけできるかを試す良い機会」と世界選手権と同じ構成で挑んだ。この向上心が成長の源だ。

 この日、中日体育賞の副賞で100万円を贈呈された。使い道を問われると、戸惑いを見せて「使える趣味を見つけたい」と苦笑い。体操に全てをささげる高校生らしい一幕だった。

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