明大“史上最速”八木沢 箱根から世界へ「鼻を明かしたい」

[ 2013年12月15日 05:30 ]

明大史上最速ランナーの八木沢は箱根駅伝の激走を誓う

第90回箱根駅伝

 メイジ史上最速ランナーが上位に導く。箱根駅伝に出場する明大が14日、都内で取材に応じた。9月の記録会で明大新記録の5000メートル13分28秒79をマークした八木沢元樹(3年)は、「目標はもちろん優勝。チームのために一番、自分の力が発揮できる区間を走りたい」と気合を入れた。

 5000メートルのタイムは今大会エントリー選手では早大・大迫に次ぐ2番手で、日本人学生歴代8位にランクイン。あふれるスピードが武器で1、2年時は最短18・5キロの4区で起用されたが、「長い距離ではそこまで強くないと思われているけど、そういう人たちの鼻を明かしたい」と不敵に笑った。16年リオデジャネイロ、20年東京五輪はマラソンではなく、トラックの5000、1万メートルで狙う。世界につなげるためにも、箱根での激走は譲れない。

 ◆八木沢 元樹(やぎさわ・げんき)1993年(平5)3月4日、栃木県那須塩原市出身の20歳。那須拓陽高3年時に全国高校総体1500メートルで2位。明大商学部に進学し、箱根駅伝は1年時に4区2位、2年時は4区7位。今年の出雲駅伝では2区区間賞を獲得した。1メートル70、60キロ。

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2013年12月15日のニュース