酒井の代表入り確実 ショート五輪選考会第1日

[ 2013年12月13日 19:24 ]

女子1500メートルで優勝し、笑顔の酒井裕唯(7)

 スピードスケート・ショートトラックのソチ冬季五輪代表選考会は13日、大阪プールアイススケート場で開幕し、女子で26歳の酒井裕唯(日本再生推進機構)が日本スケート連盟の選考基準を満たし、2大会連続の五輪代表入りを確実とした。

 酒井は500メートルを44秒828で、1500メートルを2分24秒006で制し、500メートルでは9月の全日本距離別選手権と合わせて3戦3勝とするなど基準に達した。

 男子は500メートルで坂下里士(トヨタ自動車)が43秒110で勝ち、初の五輪代表に前進した。1500メートルは高御堂雄三(トヨタ自動車)が2分20秒065で制した。右脚骨折からの復帰戦となった坂爪亮介(タカショー)は2種目とも決勝には進めなかった。

 選考会は3日間で男女とも500メートル、1000メートル、1500メートルをそれぞれ2度滑り、全日本距離別と合わせた成績で女子5人、男子3人の代表を決める。

 ▽ショートトラックの五輪代表選考 日本の出場枠は女子が5、リレーで出場を逃した男子が3。男女とも9月の全日本距離別選手権と今回の選考会で500メートル、1000メートル、1500メートルの3種目を各4レース、計12レース滑り、成績に応じてポイントを獲得する。12レースのうち成績が良かった9レースのポイント合計で8位以内の選手を選考対象とし、種目ごとに成績が良かった3レースのポイント合計でトップだった選手を最優先する。続いて9レースのポイント合計の順位を重視する。女子の5人目はリレーの適性を考慮する。

 ▼岩島直巳・日本スケート連盟ショートトラック強化部長の話 酒井は500メートルでトップとなることが決まり、代表入りは確実だ。坂下も代表に近づいたと言っていい。

続きを表示

2013年12月13日のニュース