カーママ3連勝!格下ラトビアに苦戦も大逆転勝ち

[ 2013年12月13日 05:30 ]

ラトビアに勝利し3連勝、笑顔で声援に応える北海道銀行の小笠原

カーリングソチ五輪世界最終予選第3日

(12月12日 ドイツ・フュッセン)
 1次リーグが行われ、女子日本代表の北海道銀行はラトビアに9―7と大逆転勝ちを収め、3連勝とした。11日はイタリアを7―5、ノルウェーを9―5で下していた。

 大逆転でカーママが3連勝を手にした。日本は第5エンドにラトビアにスチールされ逆転を許すと、続く第6、7エンドも得点を奪われ一時は3点差をつけられたが、第9エンドにスチールに成功し8―7と逆転。最終エンドも逃げ切った。スキップ小笠原は「ドロー戦(ハウス内に石を入れること)になる」と警戒を強めていたが、世界ランク10位の日本は同15位の格下に冷や汗の勝利となった。

 ミスが先行した。有利な後攻の第5エンド、小笠原の最終ショットは無情にもハウスを通過し、相手に2点を献上してしまった。ラトビアはしつこくフリーズ(石と石がくっついた状態)を仕掛け、日本の攻撃を阻止。日本は第8エンドに2点を奪い落ち着きを取り戻した。

 手厚いサポートへの感謝をかみしめながら、氷上での戦いに挑む。元祖カー娘の小笠原(旧姓小野寺)と船山(旧姓林)は06年トリノ五輪以来の代表復帰。「新しいユニホームにはスポンサーさんがたくさん付いていて、カーリングの環境が良くなってるということを実感した」と小笠原は語った。今大会にはソチ五輪の選手団に提供される「エアウィーヴ」のマットレスパッドや枕を手に、ドイツに乗り込んだ。

 13日は世界ランク8位ドイツとの大一番。日本は最終戦に世界ランク5位の中国戦を控えており、勝っておきたい相手だ。「内容より勝つことが大事。強い気持ちにこだわってプレーしたい」と小笠原は力を込めた。カーママがまずは上位3チームのプレーオフ進出へ、1勝を取りに行く。

 ▽ソチ五輪出場への道 女子の最終予選はドイツ、日本、中国、イタリア、ラトビア、チェコ、ノルウェーの7カ国が2枠を争う。総当たりリーグ戦の上位3チームがプレーオフへ進出し、1位と2位の勝者が五輪出場権を獲得。敗れたチームは3位と対戦し、勝者が最後の出場権を獲得する。

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2013年12月13日のニュース