沙羅 圧巻!W杯通算10勝目 テレマークもキッチリ

[ 2013年12月9日 05:30 ]

ジャンプ女子個人第1戦で優勝し笑顔の高梨

ノルディックスキー W杯ジャンプ女子個人第1戦

(12月7日 ノルウェー・リレハンメル)
 高梨沙羅(17=クラレ)が今季のW杯個人初戦(HS100メートル、K点90メートル)を圧倒的な強さで勝ち取った。1回目はヒルサイズを超える102メートル。飛型点も19点台で、合計では自己最高の57.5点をマークした。

 「自分の体を支えるだけの力がついて、テレマークを入れるやり方が身についてきた」と語るように、2回目も強い追い風を受けながら96.5メートル。飛型点の合計も57点と高得点を連発した。

 スキー競技の日本選手では5人目となる通算10勝到達。ジャンプでは葛西と船木が15勝でトップで、日本人最多は複合の荻原健司の19勝だが、記録の更新も時間の問題と思えるような勝ちっぷりだ。それでも高梨自身の視点は飛型審査員よりも厳しい。「内容は満足いかない。踏み切りでもっと足を使えればよかった」と自己採点は辛口だった。

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2013年12月9日のニュース