ソチ代表第1号にスマイルジャパン 21人決定「メダル取る」

[ 2013年12月4日 17:07 ]

ソチ冬季五輪に出場する日本代表の第1号として、アイスホッケーの女子代表「スマイルジャパン」21選手が発表され、笑顔の(左から)近藤陽子、久保英恵、鈴木世奈、大沢ちほの各選手

 日本アイスホッケー連盟は4日、東京都内で来年2月のソチ冬季五輪に出場する女子の日本代表として、FWの大沢ちほ(三星ダイトーペリグリン)や久保英恵(西武)ら21人を発表した。日本のソチ五輪代表決定は全競技を通じて初めて。

 2月の五輪最終予選に出た選手を軸に、1998年長野五輪代表で34歳のDF近藤陽子(西武)らが加わった。最年少は17歳のFW浮田留衣(Daishin)。

 攻撃の中心として期待される大沢は「目標はメダル。チームに勢いがつくようなプレーをしたい」と意気込み、飯塚祐司監督は「メダル圏内にはきている。スピードを生かしたホッケーを見てほしい」と話した。

 9~15日と来年1月に苫小牧などで強化合宿を行う。五輪直前はチェコ遠征を経て2月にソチへ入り、ロシアと強化試合を行って本番に備える。

 アイスホッケー女子の五輪代表は次の通り。

 GK 中奥梓(トヨタシグナス)小西あかね(釧路ベアーズ)藤本那菜(ボルテックス札幌)▽DF 小池詩織、青木香奈枝(以上三星ダイトーペリグリン)近藤陽子、床亜矢可、鈴木世奈(以上西武)堀珠花(トヨタシグナス)竹内愛奈(Daishin)▽FW 山根朋恵、浮田留衣(以上Daishin)米山知奈、大沢ちほ、藤本もえこ、平野由佳、坂上智子(以上三星ダイトーペリグリン)足立友里恵、久保英恵、中村亜実(以上西武)獅子内美帆(トヨタシグナス)

 ▼飯塚祐司・日本女子代表監督の話 最後の何人かは差がなく、ぎりぎりまで悩んだ。選手に目標を聞くと、異口同音にメダルを取りたいと言う。これからの追い込みと情報戦が鍵を握る。

 ▼大沢ちほの話 メンバーが決まり、いよいよ五輪という実感が湧いてきた。いい結果を残したい。スピードを生かしたプレーで攻撃の起点となるようにしたい。)

 ▼鈴木世奈の話 身が引き締まる思い。積極的な守りで、いい攻撃につながるようにしたい。いい結果を残して、笑顔で帰ってきたい。

 ▼久保英恵の話 五輪出場を諦めきれず、ここまできた。メンバーに入れてほっとしている。大きな舞台でいいパフォーマンスができるようにレベルアップしたい。

 ▼近藤陽子の話 長野五輪以降は五輪出場権を逃し、やっとまた挑戦できる機会が来た。(出場権を獲得した)後輩のおかげ。感謝の気持ちを持ってプレーしたい。

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2013年12月4日のニュース