19歳ベイカー茉秋、元世界王者破り金!田知本は日本人対決制す

[ 2013年12月1日 18:53 ]

<柔道グランドスラム男子90キロ級>決勝で優勝を決めたベイカー茉秋はこん身のガッツポーズ

 柔道のグランドスラム東京大会最終日は1日、東京体育館で男女5階級が行われ、男子90キロ級で19歳のベイカー茉秋(東海大)が金メダルを獲得した。西山大希(新日鉄住金)は3位。

 この大会が“世界デビュー”のベイカーは決勝で元世界王者で昨年覇者の李奎遠(韓国)と対戦。2分26秒、大内刈りで有効を奪い、その後は李の猛攻に耐えて優勢勝ち。「まさか優勝できるとは思わなかった。外国人はすごく強くてびっくりしたが、真っ向勝負で挑んだのが良かった」と喜び、「これからも自分の粘り強いところと瞬発力を見てほしい」と力を込めた。

 女子78キロ超級は、田知本愛(ALSOK)が日本人対決となった山部佳苗(ミキハウス)との決勝を制して2年連続3度目の優勝。世界選手権銅メダルで前回優勝の田知本は準決勝で17歳の朝比奈沙羅(東京・渋谷教育渋谷高)を撃破、昨年の全日本女王の山部はロンドン五輪金メダルのイダリス・オルティス(キューバ)を破った。決勝はともに技でポイントがなく、「指導」の枚数が多かった山部に優勢勝ち。

 男子は100キロ超級では百瀬優(旭化成)と原沢久喜(日大)が銅メダルを獲得。女子78キロ級はの佐藤瑠香、岡村智美(ともにコマツ)が準決勝で敗れたが、3位となった。

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