稀勢 13勝以上Vが条件 横審が綱とりで見解

[ 2013年11月25日 20:23 ]

 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)は25日、東京・両国国技館で定例の会合を開き、大相撲九州場所で13勝を挙げた大関稀勢の里が初場所(来年1月12日初日・両国国技館)で2度目の綱とりとなることを確認した。内山斉委員長は「13勝以上の優勝でなければ綱を張る局面は来ないのでは」との見解を示した。

 内山委員長によると、会合では相撲協会の北の湖理事長(元横綱)から昇進の条件として「13勝以上での優勝」が示された。全勝の両横綱を連破した内容について、同委員長は「力がみなぎってきた。ファンの期待も大きい」と評価。14勝で優勝を逃した場合には「優勝しなければ審判部が上げてこないだろうし、仮に上げてきてもわれわれは疑問符を付ける」と言及したほか、優勝しても12勝以下ならば昇進の可能性は極めて低いと明言した。

 内山委員長は横綱同士の千秋楽相星決戦を制し、5場所ぶり6度目の優勝を果たした日馬富士を「勝負に懸ける執念と気迫に敬意を表したい」と称賛。連続場所優勝が4で止まった白鵬を「依然として盤石の横綱」と評した。

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2013年11月25日のニュース