日馬あっけない幕切れに「自分の足が出たのかと」

[ 2013年11月25日 05:30 ]

白鵬との相星決戦を制し、5場所ぶり賜杯を獲得した日馬富士

大相撲九州場所千秋楽 

(11月24日 福岡国際センター)
 日馬富士は立ち合い、当たってすぐに左へ回って上手を引くと休まず、出し投げで崩して寄った。ここは白鵬がこらえたかに見えたが、再度寄っていったところで鏡山審判部長の手が上がった。

 「全く気がつかなかった。大横綱が急に力を抜いたので、自分の足が出たのかと思った」。最初の寄りで白鵬の右足は出ていた。物足りない幕切れだったが、1月の初場所以来の賜杯の価値は変わらない。横綱として初めて臨んだ昨年の九州は、わずか9勝。今場所は4日目から師匠、伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)がすい臓を患って入院。だからこそ勝ちたかった。「僕が親方にできることは相撲で元気を与えることだけ」。宿舎にしている太宰府天満宮の宮司、西高辻信良さんが師匠を見舞うと、師匠は「優勝するだろう」と話したという。弟子は大好きな酒も控えて、見事に期待に応えた。6月に第3子となる長男が誕生。バトドール夫人が毎日送ってくる、愛息の写真も力になった。記念撮影で賜杯と長男を一緒に抱き「一つの夢でした」とニッコリ。来年へ「全身全霊で頑張ります」と、信条とする言葉で一年を締めくくった。 

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