元箱根ランナー鈴木 初マラソンで快走

[ 2013年11月24日 05:30 ]

「第26回大田原マラソン」フルマラソン男子優勝の鈴木と同女子優勝の小川

 第26回大田原マラソン(スポーツニッポン新聞社後援)は23日、栃木県大田原市の美原公園陸上競技場を発着点に過去最多の5185人がエントリーして行われた。メーンのフルマラソンは男子が鈴木忠(25=スズキ浜松アスリートクラブ)が2時間16分15秒で、女子は小川ミーナ(38=プーマ)が2時間46分37秒で優勝し、それぞれスポニチ杯が贈られた。

 男子は鈴木が初マラソン初Vの快挙を成し遂げた。38キロすぎにトップを走っていた小島(2位)を逆転。1位でゴールテープを切ると膝から崩れ落ちた。「最後は自分でもどうやって足を動かしたか分からないほど」と明かした走りで力を出し切った。中央学院大時代は1~3年時に箱根を経験するも、それ以降は足首のケガに苦しんだ。昨年思い切って手術に踏み切り、今回見事に復活。「まだまだ始まったばかりです」と今後の活躍を誓った。

 ≪序盤大差も逆転で小川初V≫4年ぶりのフルマラソン挑戦となった小川が初優勝を飾った。序盤から2位につけ、一時はトップと3分半ほどの差をつけられたが、徐々に差を詰めて40キロ付近で逆転。そのままゴールを駆け抜けた。今大会はこれまでケガで出場を逃してきたが、初出場で頂点。マラソン優勝も初体験で「大田原は思い出の場所になります」と笑顔を見せた。

 【フルマラソン】▽男子 (1)鈴木忠2時間16分15秒(2)小島康彰2時間16分47秒(3)斉藤拓也2時間17分18秒▽女子 (1)小川ミーナ2時間46分37秒(2)佐藤由美2時間47分30秒(3)近藤彩乃2時間48分07秒
 【10キロ】▽男子39歳以下 (1)河原井司31分58秒(2)渡辺良治32分48秒(3)伊藤浩嗣32分53秒▽同40歳以上59歳以下 (1)小西亘32分31秒(2)藤田義敬33分29秒(3)小林勝司33分54秒▽同60歳以上 (1)中瀬博夫37分10秒(2)鶴田有次38分25秒(3)江田一夫38分31秒▽女子39歳以下 (1)佐久間信子40分45秒(2)浅見紀子41分32秒(3)白井奈津子42分20秒▽同40歳以上59歳以下 (1)岩本秀子42分02秒(2)狩野緑42分27秒(3)玉田和子44分50秒▽同60歳以上 (1)佐々木美恵子43分42秒(2)青木とみ子48分37秒(3)児玉牧子54分30秒

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2013年11月24日のニュース