町田SP2位発進!GPファイナル進出に前進

[ 2013年11月23日 05:30 ]

男子SPの町田樹の演技

フィギュアスケートGPシリーズ最終戦ロシア杯第1日

(11月22日 ロシア・モスクワ)
 フィギュアスケート男子のGPシリーズ最終戦ロシア杯は22日、モスクワで開幕。男子ショートプログラム(SP)で町田樹(23=関大)は84・90点、2位発進となった。

 10月のスケートアメリカを制した町田が、SP2位で発進した。1年以上構想を温め、ソチ五輪シーズンの今季に投入した「エデンの東」に乗って躍動。日本を出発する前には、「今は絶不調の領域」と言うほど4回転でスランプに陥っていた。だが、哲学書を愛読する異色のスケーターは、不振からの脱却を「問題解決の手順」という意味の数学用語を引用して説明。「自分の引き出しをかたっぱしから開けて、アルゴリズムをもとに修正した。前よりも不安定さの幅が小さくなり、スランプも抜けやすくなっている」。モスクワ入り後の公式練習では4回転に軽々と成功し、復調をアピールしていた。今大会は4位以内で12月のファイナルに進出できる。SP5位のガチンスキーと12・72点差をつけ、ファイナル切符が見えた。

 ▽町田樹の話 自分のスケートじゃなかったが、最低限のラインは守れたと思う。4回転ジャンプは不安があったが、よく耐えた。トップとは大差がついたが、フリーでは「火の鳥」を演じきることに集中していく。

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2013年11月23日のニュース