町田 SP2位発進、首位はコフトゥン GP第6戦ロシア杯

[ 2013年11月23日 01:05 ]

男子SPの町田樹の演技

 フィギュアスケートGPシリーズ最終戦ロシア杯は22日、モスクワで開幕。男子ショートプログラム(SP)で町田樹(23=関大)は84・90点、2位発進となった。首位は世界歴代4位の92・53点をマークしたマキシム・コフトゥン(ロシア)。ハビエル・フェルナンデス(スペイン)が81・87点で3位につけている。

 町田は10月のスケートアメリカで優勝し、GP2勝目。今回は4位以上でGPファイナル(12月5日開幕、福岡)進出が決まる。

 日本を発つ前「ジャンプが不安定で絶不調の領域。でも僕の持ち味は4回転だけじゃない。調子が悪い時こそ真価を見せたい」と話していたが、冒頭から果敢にチャレンジ。4回転トゥーループはきれいに跳んだが、続くトリプルトゥーループは着氷でバランスを崩す。転倒は持ちこたえた。

 トリプルアクセル、トリプルルッツは成功。万全の状態とは言えない中、技術点44・50点、演技構成点40・40点のSP2位発進に、まずまずの表情を浮かべた。フリーは23日に行われる。

 ▼町田樹の話 自分のスケートじゃなかったが、最低限のラインは守れたと思う。4回転ジャンプは不安があったが、よく耐えた。トップとは大差がついたが、フリーでは「火の鳥」を演じきることに集中していく。

◇男子SP順位◇
(1)マキシム・コフトン(ロシア)92・53
(2)町田樹(日本)84・90
(3)ハビエル・フェルナンデス(スペイン)81・87
(4)コンスタンティン・メンショフ(ロシア)72・43
(5)アルトゥール・ガチンスキー(ロシア)72・18
(6)ペテル・リーバース(ドイツ)65・38
(7)リチャード・ドーンブッシュ(米国)63・74
(8)ミーシャ・ジー(ウズベキスタン)63・23

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