谷原　ハッピーバースデー単独首位！でも優勝したら…

１８番、バンカーショットを放つ谷原

男子ゴルフツアー　スポニチ後援三井住友ＶＩＳＡ太平洋マスターズ第３日

（11月16日 静岡県御殿場市　太平洋クラブ御殿場コース＝７２４６ヤード、パー７２）
　平均パット数１・７２９３でランク１位を走る谷原がその武器を駆使して単独首位に立った。

　３番は５メートルをねじ込んだ。５番からはいずれも５メートル前後を沈めて３連続バーディー。「ショットとパットがかみ合わないとスコアは出ない。今週は今のところかみ合ってくれている。最終日まで続いてほしい」と笑った。

　この日が３５歳の誕生日だった。誕生日にプレーしたのは過去この大会で１回、ダンロップ・フェニックスで３回あるが、６０台で回るのは初めてで自ら祝福した格好。「あしたは盛大にできたらいいね」と続けた。逃げ切れば１０年ＶａｎａＨ杯ＫＢＣオーガスタ以来の通算１０勝目。最終日も「４つ、５つ（伸ばす）くらいはいけそうな感じがある」と自信を口にした。

　石川とともにＷ杯に出場する谷原は１７日夜成田発の便でオーストラリアに出発する予定。ところが優勝すると会見や表彰式などに出席するため搭乗便に間に合わない可能性がある。「誰かヘリを呼んでおいてくれないかな」。うれしい悲鳴は自信の表れだ。