さくら 罰金騒動なんの!賞金女王“視界”1差4位!

[ 2013年11月17日 05:30 ]

8番でバーディーパットを決めた横峯

女子ゴルフツアー伊藤園レディース第2日

(11月16日 千葉県長南町 グレートアイランド倶楽部=6639ヤード、パー72)
 首位と5打差の21位から出た横峯さくら(27=エプソン)が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算6アンダー、138で4位に浮上した。横峯と賞金女王を争う森田理香子(23=リコー)は72と伸ばせず、通算3アンダーで18位に後退。通算7アンダーの首位には佐伯三貴(29=日立アプライアンス)ら3人が並んだ。

 逆転賞金女王へ一気に視界が開けた。横峯は「チャンスはあったので、もうちょっと伸ばせたかな」と余裕を残してホールアウトした。8番パー4。9Iでの第2打は「打った瞬間にいいショットだと思った」とピン横10センチにピタリ。軽々とバーディーを奪った。前日は手で押し上げるようにしていたが、体全体でテークバックを取るように修正。ショットの復調で、この日奪ったバーディーは全て3メートル以内についたものだった。

 8月からメンタルトレーナーを付けたことで「以前は緊張してはいけないと思っていたけど、今は緊張してもいいと受け入れることができる」と精神面の成長を実感している。現在、賞金ランクは2位。同1位の森田との差は約276万円とあって、「賞金女王のことは(頭から)消せない」と“女王レース”の緊張感も受け入れている。

 12月の3ツアーズ選手権は姉の彩花さんの結婚式に出席するため出場を辞退。ところが、日本女子プロゴルフ協会の規定に触れ罰金を払うことになった。一部で横峯に同情的な声が上がるなどちょっとした騒動になったが、コースで集中力が乱れることはない。「いい位置で最終日を迎えられた。頑張りたい」。頂点への青写真は描かれている。

続きを表示

2013年11月17日のニュース