新生・火の鳥ニッポン 3大会ぶり“メダル”決めた!

[ 2013年11月17日 05:30 ]

<日本・ドミニカ共和国>ドミニカ共和国を破り、歓喜する日本メンバー

ワールドグランドチャンピオンズカップ女子大会第4日 日本3―0ドミニカ共和国

(11月16日 東京体育館)
 世界ランク3位の日本は同8位のドミニカ共和国を3―0で破り、通算3勝1敗の勝ち点9とし、メダルを確定させた。表彰台は3位となった01年以来、3大会ぶり。第3セットに初めてリードを許したが、迫田さおり(25=東レ)のバックアタックで得点を重ね、最後は振り切った。17日の最終戦は世界女王で全勝のブラジルと金メダルを懸けて対戦する。

 新生・火の鳥ニッポンが羽ばたいた。2―0の第3セットに先行されたが、粘り強く追いつき、最後は木村が「全員の気持ちを込めて必ず決めようと思った」とこん身のスパイクを叩き込み、ストレート勝ち。01年の3位以来、3大会ぶりに表彰台を決めた。

 勝利の立役者は新戦術「MB1」の鍵を握る迫田だ。セッター1人、アタッカーを4人配置する攻撃的布陣で、4人目のアタッカーとしてフル回転。「相手の連続得点を自分で切っていかないとと思っていた。上がったボールは全部決めるつもりだった」。得意のバックアタックがさく裂し、この日チーム最多タイの14得点と活躍。真鍋監督も「ブロックもバックアタックもサイドから打てている。非常に良い」と評価した。

 17日の最終戦は全勝の女王・ブラジルと金メダルを懸けて戦う。頂点となれば世界大会では77年のW杯優勝以来、36年ぶりの快挙。主将の木村は「世界1位にどこまで新戦術が通用するか。最後はどれだけ勝ちたいかの気持ち」と力を込めた。

 ▼ドミニカ共和国・クビエク監督 日本はディフェンスが強く、難しい試合だった。選手が一生懸命プレーしてくれたことがよかった。

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