大田原皐月チームV!勝因は「和気あいあい楽しく」

[ 2013年11月16日 05:30 ]

第3回ダイナム インビテーショナル レディースカップ・プロアマ大会

(11月15日 茨城県稲敷郡 阿見ゴルフクラブ=6519ヤード、パー72)
 女子プロの育成支援を目的に行われ、7年目の大田原皐月(35=サーフビバレッジ)チームが10アンダー、62で優勝した。また、前日に行われた本戦では、久保宣子(のりこ、27=グランヴィリオゴルフ)が4アンダー、68で初優勝し、賞金150万円を獲得した。

 優勝チームが発表されると、表彰式会場が大きな拍手に包まれた。プロ7年目の大田原と同伴競技者たちに笑顔が広がる。プロアマ大会優勝賞品の商品券5万円分を受け取った大田原は「チームワークが凄く良かった。和気あいあいと楽しくできたことが勝因です」と感謝した。上がり3ホールで全てバーディー。カウントバック方式により、見事優勝を飾った。

 日大出身の35歳。今季のレギュラーツアーはヨネックスレディース(新潟)に出場して予選落ち。あとはステップアップツアー8試合で腕を磨いてきた。「ゴルフは自分のためじゃなく、人のためにやったほうがいい成績が出ます。でも、個人としては来季新たなステージへ行けるように頑張ります」とレギュラーツアーフル参戦、シード権確保を目標に掲げた。

 この日は曇天で気温13度、風速2メートルの好コンディション。プロ1人とアマチュア3人が同組となって18ホールを回り、スコアを競うチーム戦。プロが正確なショットや繊細なアプローチを披露すれば、プロのアドバイスを受けたアマも時に目を見張るような一打を放つなど、大会は大いに盛り上がった。

 女子プロの育成支援を目的として、今大会が3回目の開催。本戦、プロアマ戦と終始、会場は華やかなムードに包まれた。大会アドバイザーの岡本綾子(62)は「トーナメントに出場する機会が少ない女子プロにとって、1打に賞金が懸かるという機会は貴重。来年もよろしくお願いします。ありがとうございます」と早くも来季の開催を主催者に“要求”。これに、会場は大いに沸いていた。

 ▼株式会社ダイナム 全国に356店のパチンコホールを展開。「パチンコを誰もが安心して楽しめる真の大衆娯楽とする」というビジョンを掲げ、184店舗で1円パチンコなど低貸玉料金を中心とした店舗展開を推進している。企業理念のひとつに「社会貢献」を掲げ、その一環としてプロバスケットボール「bjリーグ」に協賛するなど、スポーツ文化の発展に積極的に取り組む。持ち株会社のダイナムジャパンホールディングスは昨年8月、パチンコホールオペレーター企業初の株式上場を果たした。

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2013年11月16日のニュース