羽生 SP2位発進、首位はチャン GP第5戦フランス杯

[ 2013年11月16日 02:19 ]

フランス杯SPで2位につけた羽生

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦、フランス杯は15日、パリで開幕し、男子ショートプログラム(SP)で羽生結弦(ANA)は最終8番滑走で自己最高となる95・37点をマークして、2位につけた。世界歴代最高得点の98・52点をマークした世界選手権3連覇中のパトリック・チャン(カナダ)が首位に立った。チャンの得点はNHK杯で高橋大輔(関大大学院)がマークした95・55を上回った。フリーは16日に行われる。

 羽生は冒頭の4回転をきっちり決め、スピン、つなぎのスケーティングも高評価を得た。後半の3回転半、連続3回転ジャンプも決め手1・1倍のポイントをもらい、前回のスケートカナダの80・40点を大きく上回った。羽生の前に滑ったチャンの圧巻演技には及ばなかったが、3・15点差と逆転可能な位置につけた。

 羽生は昨年の全日本選手権で国際スケート連盟の公認記録にならない97・68点をマークしている。

 日本勢で唯一出場の羽生は第2戦スケートカナダで2位。今大会で2位以内に入れば12月のGPファイナル(福岡)進出が決まる。

◇男子SP順位◇
(1)パトリック・チャン(カナダ)98・52
(2)羽生結弦(日本)95・37
(3)ジェイソン・ブラウン(米国)84・77
(4)閻涵(中国)84・34
(5)フローラン・アモディオ(フランス)73・65
(6)ミハル・ブレジナ(チェコ)71・91
(7)宋楠(中国)71・36
(8)アレクサンデル・マヨロフ(スウェーデン)59・72

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