琴勇輝に休場の可能性 徳勝龍戦で左膝痛める

[ 2013年11月15日 20:55 ]

琴勇輝は立ち上がれず車椅子で引き揚げる

 大相撲の西前頭10枚目の琴勇輝(22)=本名榎本勇起、香川県出身、佐渡ケ嶽部屋=が九州場所6日目の15日、徳勝龍に押し倒された一番で左膝を負傷し、休場の可能性が出てきた。

 琴勇輝は「膝が曲がりません」と顔をゆがめ、救急車で病院に搬送された。休場の見込みを問われた師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)は「診断の結果を待ち、あした(7日目)の朝に本人と話をして」と厳しい表情で話した。

 佐渡ケ嶽部屋は琴奨菊と琴欧洲の両大関が、けがのため途中休場した。相次ぐ負傷に同親方は「場所前はみんな調子が良かったので、今場所はいいかなと思ったけど」と気落ちした様子だった。

 日本相撲協会広報部によると、同部屋から幕内力士3人が途中休場で不在となれば、1946年秋場所以来となる。67年前は伊勢ケ浜部屋の横綱照国、小結備州山、平幕若瀬川が途中休場した。

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