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舛ノ山 自己タイ初日から5連勝 心臓病疑い晴れて快進撃

押し出しで玉飛鳥(手前)を破り全勝を守った舛ノ山

大相撲九州場所5日目

(11月14日 福岡国際センター)
 平幕の舛ノ山が玉飛鳥を押し出し、11勝で敢闘賞を受賞した昨年名古屋場所以来2度目の初日から5連勝を飾った。9月の精密検査で心臓疾患の疑いがなくなり、自信を回復。腰痛を抱えているものの、地道なケアによって序盤を全勝で乗り切った。白鵬、日馬富士はともに譲らず5連勝。全勝は両横綱と平幕の舛ノ山、翔天狼の4人となった。
【5日目取組結果】

 もう二度と「HELP!」なんて叫ばなくてもいい。心臓病の疑いが完全に晴れた舛ノ山がパワー全開で絶好調だ。玉飛鳥にもろ差しを許したが、冷静に頭を下げて相手の両腕を抱えると「無我夢中に」と突進。そのまま押し出し、自己最高タイの初日から5連勝を飾った。相撲協会が実施している敢闘精神を評価する投票では5日連続で1位を獲得。音楽界の大横綱、ポール・マッカートニーが観戦する前で持ち前の全力ファイトを披露しても「たまたま。気を抜かずに一番一番」と喜びを口にしなかった。

 転機は先場所前。息切れが激しいことに関して、これまでは医者から「心臓疾患の疑いがあり、全力を出せるのは20秒」と診断されていたが、師匠の千賀ノ浦親方(元関脇・舛田山)は「セカンドオピニオンに懸けよう」と諦めなかった。心臓血管外科の名医・南淵明宏氏を知人に紹介され、新たに検査を受けると「異常なし。息は荒いが、それで死ぬことはない」と告げられた。その瞬間、ニコッと笑みを浮かべたという舛ノ山は先場所1年ぶりに勝ち越し、今場所も連勝発進。怖がることなく水泳やヨガで呼吸を落ち着かせる練習に専念することができるようになり、以前のように歩くのもつらいほどの息切れも少なくなった。

 中学時代に過ごした母マリアさんの母国フィリピンは台風30号により甚大な被害を受けた。帰国中の母からは「大丈夫。頑張って」とメールが来たが「できることがあれば何かやりたい」と不安は拭えない。苦難の末にたどり着いた今場所の連勝街道。23歳の長くて曲がりくねった人生の道のりと同様に、まだまだ序盤戦が終わったばかりだ。

[ 2013年11月15日 05:30 ]

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