遼 一時は首位も…「最低限」の6差36位発進

[ 2013年11月8日 06:00 ]

13番、ラフからの第2打を放つ石川

男子ゴルフツアー HEIWA・PGM選手権第1日

(11月7日 茨城県稲敷郡美浦村 美浦ゴルフ倶楽部=6953ヤード、パー71)
 米国から一時帰国して参戦中の石川遼(22=CASIO)はイーブンパーの71で首位と6打差の36位発進。4番から3連続バーディーを奪い一時は首位に並んだが、ティーショットのミスで歯車が狂い、貯金を吐き出した。先週のマイナビABCチャンピオンシップで今季初優勝を飾った池田勇太(27=日清食品)が65で回り、首位に立った。
【第1R成績】

 イーブンで迎えた18番パー4。石川は3打目のアプローチでピンを1・5メートルオーバーしたが、下りのラインを沈めてパーをセーブ。初日80を叩き予選落ちした6月の日本ツアー選手権以来の今季国内2戦目は、最後に粘って71。「最小限の傷口で、最低限のスタートが切れた」と安どした。

 4番からの3連続バーディーで流れをつかんだかに見えたが、8番パー4で落とし穴が待っていた。第1打の5Wを右に曲げてボギーを叩き「あのミスが、きょううまくマネジメントできなかった要因」という。11番も同じ5Wのミスで3つ目のボギー。その直前の10番は2打目で1メートルにつけたが3パットでボギーを叩いた。スパイク跡の影響でボールが跳ね「ラインに乗せるのが難しかった」と不運もあった。

 昨年の日本オープン以来、石川と回った宮里優は「前までは大振りだったが、“省エネゴルフ”になってきている」と進化する22歳のゴルフを称えた。6打差を追う2日目以降に向け「残り3日間、いいスコアでいけば上位にまだまだいける」と表情を引き締めた。

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2013年11月8日のニュース