吉田の女子55キロ級なくなる見通し リオ五輪新階級案

[ 2013年10月31日 22:02 ]

 2016年リオデジャネイロ五輪で実施する国際レスリング連盟(FILA)の新階級案が判明し、五輪3連覇の吉田沙保里(ALSOK)の女子55キロ級がなくなる見通しであることが31日、分かった。FILAの技術委員会が各6階級に変更される3スタイルでまとめ、来年のFILA理事会で議論して正式決定する。

 昨年のロンドン五輪で日本が金メダル3個を獲得した女子は2階級増え、48、53、58、63、69、75キロ級となる。吉田は下の区分で臨むことに「問題ない」という。東京開催の20年五輪で国際オリンピック委員会(IOC)実施報告書に記載した区分からは変わり、五輪3連覇の伊調馨(ALSOK)の63キロ級は残った。

 各1階級減る男子はフリースタイルが57、65、75、86、97、125キロ級、グレコローマンスタイルが60、68、77、88、100、130キロ級となる。これまでは最も軽かった55キロ級が消え、日本が伝統的に強い軽量級の闘いに影響が出そうだ。リオ五輪の予選を兼ねた15年世界選手権(米ラスベガス)も各6階級で行う。(共同)

続きを表示

2013年10月31日のニュース