残り12秒!ライオンズ劇的逆転、1点差で勝利

[ 2013年10月29日 06:00 ]

NFL ライオンズ31―30カウボーイズ

(10月27日)
 NFLライオンズは地元デトロイトでカウボーイズを1点差で下して5勝3敗。WRカルビン・ジョンソン(28)がレシーブでリーグ歴代2位の329ヤードを獲得し、残り12秒にはQBマシュー・スタッフォード(25)が頭脳的な1ヤードのTDランをマークして試合をひっくり返した。昨季2勝14敗のチーフスは10年ぶりの開幕8連勝。ブロンコスはQBペイトン・マニング(37)が3度のインターセプトを喫したが、レッドスキンズを下して7勝目を挙げた。

 残り時間1分2秒からの攻撃。タイムアウトのない中でライオンズのスタッフォードは4回連続でパスを通し、敵陣1ヤード地点で右手人さし指を下に向けてスパイク(ボールを投げ捨てて時間を止めること)する意思を示した。残り時間は17秒。ところが「相手の選手が突っ立っていたのでとっさに攻めた」と、スナップ直後にボールを持った両手を前方に差し出した。これが見事にゴールライン上を通過。残り12秒での逆転劇に、貴重なレシーブを随所で決めたC・ジョンソンは「誰もこんなことは予想していなかっただろうね」と笑顔を見せた。財政破綻で地盤沈下の続くデトロイト。しかし、この日はライオンズの勝利で市内は活気に包まれた。

続きを表示

2013年10月29日のニュース