松山 背中痛め16位後退…3番ショット後に異変

[ 2013年10月27日 06:00 ]

第3ラウンド、通算6アンダーで16位に後退した松山英樹

USPGAツアーCIMBクラシック第3日

(10月26日 クアラルンプール・ゴルフ&カントリークラブ=6967ヤード、パー72)
 7位から出た松山英樹(21=東北福祉大)は6バーディー、2ボギー、2ダブルボギーの72で回り、通算6アンダー、210で首位との差は7打から6打に縮めたものの、16位に後退した。背中を痛めるアクシデントに見舞われ、11、12番では2ホール連続で“池ポチャ”するなどショットが乱れた。クリス・ストラウド、ライアン・ムーア(ともに米国)が通算12アンダーで首位に並んだ。

 3番パー5で異変が起きた。松山はティーショットを打った後、顔をゆがめて腰を折った。その後も背中をさすりながら歩き、第2打の際にも前かがみになり、クラブをつえ代わりにして痛みに耐えるようなしぐさを見せた。

 ホールアウト後は「大丈夫です」と気丈に話し「(負傷箇所は)どこか分からない」とけむに巻いたが、3番以降スイングが変わった。最後まで振り切るフィニッシュが消え、飛距離も落ちた。「(力を)半分くらいには落とした」と認めており、背中か腰に問題があったのは明らかだった。

 ショットが乱れるのも必然だ。11番パー3で第1打、12番パー4で第2打をともにグリーン手前の池に入れて2連続ダブルボギーを叩いた。その後、14番で2メートル、15、16番ではいずれも長いパットを沈めて3連続バーディーとし72でまとめたのはさすがだった。だが先週のシュライナーズホスピタル・オープン棄権の原因となった胃炎から回復したばかりで万全でない中、新たなアクシデントに見舞われ表情はさえなかった。

 「優勝は無理だろうけど、諦めずに一打でもいいプレーをしたい」としたが、この日は練習をせず引き揚げた。6打差を追いかける最終日は不安を抱えてのティーオフになりそうだ。

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2013年10月27日のニュース