中山自己最高タイ6位発進 休養中にスイング見直し奏功

[ 2013年10月19日 06:00 ]

9番 第2打を放つ中山三奈

女子ゴルフツアー富士通レディース第1日

(10月18日 千葉県千葉市 東急セブンハンドレッドクラブ西コース=6635ヤード、パー72)
 中山三奈(23=洲本GC)が4バーディー、1ボギーの3アンダー、69で回り、首位と2打差の6位につけた。昨年の予選会1位で今季の出場権を獲得したホープが好スタート。井芹美保子(28=フリー)と馬場ゆかり(30=フリー)が5アンダーで首位に並んだ。

 スレンダーな美女ゴルファーの笑顔がはじけた。中山は「きょうはショットが良かった」と69の好スコアににっこり。インから出た前半にスコアを2つ伸ばし、迎えた5番パー4。残り158ヤードの第2打を5Uでピン左1メートルにピタリと付けて、3アンダーまで伸ばした。

 8月のmeijiカップで左手甲を痛みが襲った。骨膜炎と診断されたが、「絶対に休みたくなかった」とその後も痛みをこらえて出場し続けた。しかし、2週後には素振りもできないほどに悪化。練習はできず、焦りだけが募った。そんな時、親交がある一ノ瀬優希に「時には休むことも大事だよ」と諭され、2週間の休養を決意。痛みが和らいだ9月中旬にツアーに復帰してからも調子は上がらなかったが、休養がスイングを見直すきっかけになり、徐々にショットが安定し始めた。

 レギュラーツアーでは、自己最高位タイの6位発進。「諦めないでやれることをやりたい」と優勝争いへの意欲を見せた。

 ▼1位・馬場ゆかり ミスショットがいいラインについてくれたりと運が良かった。(4~7番の4連続を含む計7バーディーを奪取)

 ▼11位・木戸愛 ミドルパットが入ってくれた。(3番でピン手前5メートルを沈め、バーディー先行)

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2013年10月19日のニュース