来日3年目の姜 遅咲き37歳初タイトル

[ 2013年10月14日 06:00 ]

通算12アンダーで日本ツアー初勝利を挙げた姜秀衍

女子ゴルフツアースタンレー・レディース最終日

(10月13日 静岡県裾野市 東名カントリークラブ=6540ヤード、パー72)
 首位と2打差の3位から出た姜秀衍(37=韓国)が8バーディー、2ボギーの66で回り、通算12アンダーで日本ツアー初優勝を飾った。70で回った横峯さくら(27=エプソン)が3打差の通算9アンダーで2位。さらに1打差の4位に入った森田理香子(23=リコー)は今季の獲得賞金が1億円を突破した。

 富士山の麓で遅咲きの花が開いた。最終18番パー5。10ヤードのスネークラインをねじ込むと、姜秀衍は何度も拳を突き上げた。来日3年目でつかんだ初タイトルに「空も飛べるような気分」と喜びを爆発させた。

 最終日のパット数は27。15番で2メートルのバーディーパットを沈め「耐えれば優勝だと思った」。17番でボギーを叩き、2位に1打差となったが「きょうはパットが良かったから」と平常心で最終ホールへ向かった。

 97年に韓国でプロ転向し、03年から米国を主戦場とした。05年のセーフウェー・クラシックで初優勝。しかし、その後は結果が出せず、11年から移動の負担が少ない日本ツアーを活躍の場に変えた。「日本で(現役を)終えられたら。でも、この優勝でもう少し続けていけるかな」。プロ17年目のニューヒロインは、まだまだ花を咲かせ続ける。

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2013年10月14日のニュース